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インク一滴

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ヒゲの効能。



体毛が濃い方ではないので、見た目だけではその日ヒゲを剃っていないというのはわからない。
頬を手で包み込んだり、頬を合わせたりすると、少しチクチクするので、そうだったかと思う。
お休みの時にはそれほどきっちりしない、くだけた感じでそこがまたいいなと思う。

そして、胸やあの部分に舌を這わせる時、柔らかな感触とチクチクに同時に襲われてしまう。
瞬殺、だ。

チクチクがとても効果的であることを告げたことはないが、
もしかしたら密かに狙っているのかもしれない。

でも、まだ告げないでおこう。








デート |

禁止されること。

3週間ぶりのデートだった。
数日前のメールで、奥まで禁止という罰がカタオカケイコ
(村上龍著エクスタシー参照。)から提示されていた。
(彼からのメールに、不定期的、神出鬼没的にカタオカケイコが登場し、
カタオカケイコ口調でいろいろ語られたり説教される。)

深く挿入されると、ひときわ大きな声がでてしまう。
奥までめりめりと押し広げられ、ひとつに溶け合う感じ。
たまらない。

しかし、奥まで禁止なので、ちょっとだけ挿入したり、
浅いピッチングを繰り返すだけ。。。
思わず自分の腰の下に両手を入れ、少しでも深くなるように小細工してみたり、
彼の腰に手を回して引きつけるようにしたが、無駄だ。
「ダメ?」とたずねてみるが、「ダメです」

空洞を埋めていっぱいにしてほしい、
奥まで貫いてほしい。。。
悶々としていると、ふいをついて深く挿入され、
あられもない声が出てしまう。。。

カタオカケイコの禁止令は、より深く感じさせるための演出だったのかもしれない。
とは後から思ったことで、その時は焦らされて辛かったのだ。
でも、焦らされた挙げ句与えられたものは、それはそれは甘美だった。

そしてまた言い忘れてしまったことに気づく。
マーキングして欲しいと言うこと。
小さい胸に小さいキスマークがほしいのだ。
誕生日のプレゼントにもらおうかなどと、今から考えている。




デート |

秋桜。


予定していた出張がなくなり、急に翌日デートできることになった。
ところがデートが決まった日の夜に、こちらの肉体的な都合が悪くなってしまった。
慌てて連絡をするが、そのメールを彼が見るのは翌朝(デート当日)だ。

朝になって連絡があり、デート内容が変更される。
コスモスを見に行く。
それから美術館。

以前山歩きをした公園のコスモスが見頃らしい。
リュックを背負ってでかける。
山にはリスがいるかもしれないのでリュックにクルミを入れた。


実際にはそれほど山仕様でなくとも大丈夫だった。
少し傾斜のある丘を含んだ公園。
コスモスとコキア。
コキアはホウキグサで、今は緑色だけれども紅葉もするそうだ。

丘一面の色々な色のコスモス。
春に一緒に桜を見る事はできなかったけれど、
秋の桜が見られた。

時々ではあるけれど、一緒にいられる喜び。
何度目かの秋を迎えてしみじみと嬉しくなる。


森の中の美術館も、個人のコレクションらしいが、
好きな作品がいくつもあり、中にはここで出会えるとは思っていなかった
スフィンクス像などもあって、驚くやら嬉しいやら。


車の中でも嬉しくて、運転席をじろじろ見てしまう。
いつまでたっても大好きでしょうがない。








デート |

初夏の皿。




職場の飲み会を勝手に小一時間ほどで切り上げて、彼と待ち合わせる。
少しだけ遅れそうになり、小路を走る。
何人か追い越して走ったあと、歩きにシフトすると、
見慣れた背中が私を追い越した。
「すごい勢いで走って俺を追い越したのに気づかなかったでしょ」
はい、全く気づきませんでした。
笑いながら玉砂利の上を歩き階段を昇って私にとっては初めての店へ。

お蕎麦屋さんだとは言われるまでわからなかった。
12cm角ほどの小さなお皿に盛られる夏を感じる料理の数々。
瑞々しい谷中生姜、薬味たっぷりの〆鯖、いかやとうもろこしの天ぷら、
炙った里芋、湯葉。。。
毎度のことだけれど、私の好きなものが彼の口から注文される嬉しさ。
里芋に添えられた蕎麦味噌を残さずつつき、八丁味噌の渋みにうなりつつ、
燗酒をゆるゆると楽しむ。

カウンター越しに左利きの大将の仕事を眺めるのも楽しい。
鴨に串を打って炙ったり、レバーをスライスしたり、
薬味を天盛りにしたり、紫陽花の絵が小さく入った懐紙の上に天ぷらを盛ったり。。。

〆のお蕎麦は30秒ほどで茹で上がり、コシの強い10割蕎麦。
測りにそっとのせて計測しては茹でていく。
その丁寧な所作に大将のお人柄がにじみ出る。

帰りに玉砂利の上でキスをくれた。
その余韻のまま帰路につく。








デート |

昼酒。

休日の午後に待ち合わせ。
時々昼から営業している燗酒のお店へ。

日本酒はあまり得意ではないと思っていたが、
燗酒だと、するするいけてしまう。
ちょこちょことしたおつまみもいい。
イカの煮物や、しっかりと酸っぱい鰊のマリネ、
筍の炊いたのとひじき。
あとはお造りをいただいた。
自家製くじらベーコンやコブ〆つき。

2人で4合だから、それほどの量ではないと思う。
料理に合わせていくつか選んでいただく。
麹の香りがふっとしたり、きりりと辛口だったり、
美味しいと思えるお酒だった。
店主のお酒に対する情熱も素敵だ。
白いとっくりも美しい。

客が私たちだけになり、店主が目を離したすきに
乳首をちょいちょいといじられる。

店から出た所で、人気がないのを確認して、長めのキスを交わす。。。

手を繋いでひとつの傘にぎゅうぎゅうに入り、お散歩。

地元でこんな風にリラックスしていちゃいちゃするのは珍しい。
GW中だけれどお天気もぱっとせず、それでもこんなデートは楽しい。

初夏なのに肌寒い昼間の燗酒。
狭くて落ち着くお店でぎゅうぎゅうになって、
傘の中でもぎゅうぎゅうに寄って。
本当はもっとずっと近くに行きたいけれど、
それは次回のお楽しみ。






デート |
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