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小さな背中。2013-02-23 Sat 19:34
ある時気づいた。 同居猫の視線が、私を慈しむ様な性質のものであることに。 12歳で亡くなった彼が7歳を超えた頃だっただろうか。 横向きに眠っているのに背中が重苦しく、 夜中に目覚めると、彼(猫)が背中合わせで眠っている。 猫にしては大きな背中はたくましく、お父さんみたいだと思った。 その時に、あの慈しむ様な視線は父性の現れだったのかもしれないと思った。 猫は人の何倍かのスピードで老いて行く。 子猫の時は子供のつもりでいたものだが、 いつの間にか私の年を超えて、私よりも年上になっていたのだ。 父親の様な思いで目を細めて私を見守ってくれていたと思うと、 笑える、と同時に泣けてしまう。 |