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インク一滴

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好きとは言わない


デートの翌日のメール。
「◯◯ちゃんはきれいです。」
とあった。

泣いてしまった。

その一文に凝縮されたお互いの気持ち。。。
大好きなことは手に取るようにわかる。
でも、彼は言葉にはしない。
私の方はごく稀に「大好きだと改めて思いました。」
というような作文のように抑えた書き方をすることはある。
彼の事情や美意識、それらが簡単に「好き」という言葉を使わせない。

私自身はそんなにきれいではない。
年齢も年齢だし、皮膚も体も衰えてきている。
でも、もう少し若い時に出会えていても、同じように恋に落ちたかというと、
たぶんそうはならなかったと思う。
時間が熟成させる何かが、その時のお互いにぴったりと合った結果だと思うから。
「きれいだ」というのは、彼なりの「好きだ」の変化形だと理解した。


言葉にしなくても、十分に伝わっている。
それなのに変化形であっても言葉にしてくれた。
その気持が嬉しくて、そこも同じ気持であったことが嬉しくて、
私は泣いてしまった。





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