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インク一滴

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ヒゲの効能。



体毛が濃い方ではないので、見た目だけではその日ヒゲを剃っていないというのはわからない。
頬を手で包み込んだり、頬を合わせたりすると、少しチクチクするので、そうだったかと思う。
お休みの時にはそれほどきっちりしない、くだけた感じでそこがまたいいなと思う。

そして、胸やあの部分に舌を這わせる時、柔らかな感触とチクチクに同時に襲われてしまう。
瞬殺、だ。

チクチクがとても効果的であることを告げたことはないが、
もしかしたら密かに狙っているのかもしれない。

でも、まだ告げないでおこう。








デート |

禁止されること。

3週間ぶりのデートだった。
数日前のメールで、奥まで禁止という罰がカタオカケイコ
(村上龍著エクスタシー参照。)から提示されていた。
(彼からのメールに、不定期的、神出鬼没的にカタオカケイコが登場し、
カタオカケイコ口調でいろいろ語られたり説教される。)

深く挿入されると、ひときわ大きな声がでてしまう。
奥までめりめりと押し広げられ、ひとつに溶け合う感じ。
たまらない。

しかし、奥まで禁止なので、ちょっとだけ挿入したり、
浅いピッチングを繰り返すだけ。。。
思わず自分の腰の下に両手を入れ、少しでも深くなるように小細工してみたり、
彼の腰に手を回して引きつけるようにしたが、無駄だ。
「ダメ?」とたずねてみるが、「ダメです」

空洞を埋めていっぱいにしてほしい、
奥まで貫いてほしい。。。
悶々としていると、ふいをついて深く挿入され、
あられもない声が出てしまう。。。

カタオカケイコの禁止令は、より深く感じさせるための演出だったのかもしれない。
とは後から思ったことで、その時は焦らされて辛かったのだ。
でも、焦らされた挙げ句与えられたものは、それはそれは甘美だった。

そしてまた言い忘れてしまったことに気づく。
マーキングして欲しいと言うこと。
小さい胸に小さいキスマークがほしいのだ。
誕生日のプレゼントにもらおうかなどと、今から考えている。




デート |

秋の温度。



秋の空気は、わけもなく寂しい気持にさせる。
何度も繰り返している季節なのに。
この温度と湿度、風のにおいのせいだろうか。

夏草の青いにおい、
秋の乾いた草のにおい。


暑い夏の昼間の汗ばんだ背中、
さらりと乾いた秋口の背中。

季節は変わっても、唇の温度は変わらないことを
背中の皮膚で知る。





想い |

秋桜。


予定していた出張がなくなり、急に翌日デートできることになった。
ところがデートが決まった日の夜に、こちらの肉体的な都合が悪くなってしまった。
慌てて連絡をするが、そのメールを彼が見るのは翌朝(デート当日)だ。

朝になって連絡があり、デート内容が変更される。
コスモスを見に行く。
それから美術館。

以前山歩きをした公園のコスモスが見頃らしい。
リュックを背負ってでかける。
山にはリスがいるかもしれないのでリュックにクルミを入れた。


実際にはそれほど山仕様でなくとも大丈夫だった。
少し傾斜のある丘を含んだ公園。
コスモスとコキア。
コキアはホウキグサで、今は緑色だけれども紅葉もするそうだ。

丘一面の色々な色のコスモス。
春に一緒に桜を見る事はできなかったけれど、
秋の桜が見られた。

時々ではあるけれど、一緒にいられる喜び。
何度目かの秋を迎えてしみじみと嬉しくなる。


森の中の美術館も、個人のコレクションらしいが、
好きな作品がいくつもあり、中にはここで出会えるとは思っていなかった
スフィンクス像などもあって、驚くやら嬉しいやら。


車の中でも嬉しくて、運転席をじろじろ見てしまう。
いつまでたっても大好きでしょうがない。








デート |

愛情と敬意。

終わらない関係などない。
始まったばかりの時でさえそんなことを考える、
どこか醒めているところが自分にはある。

同じものを食べてると飽きるとは、よく言われる浮気の言い訳だが、
自分はなぜか全然飽きる気配がない。


好きとか愛してるとかいう言葉にはしないけれど、
お互いに感じる温かな感情。

ある場面での不特定多数に向けられた彼の発言に登場した
「愛情と敬意」

まさにそれなのだ。
だから私はあんなことやこんなことができるし、
彼もまたそうであろうと思う。

きれいごとかもしれないが、
お互いがその気持でつながっていることが確信できるから、
形式的なことは必要ないと思える。

過不足の無いシンプルな関係をとても心地よく感じる。








俯瞰 |
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