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インク一滴

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肯定する。

少し髪を切りすぎてしまった気がする。
元々肩上のショートボブなのだが、暑いので少しだけ短めにとお願いしたら、
結構短くなった。
首筋はすっきりと露出している。
潔い感じがして、自分としてはアリなのだが、男子的には男の子みたいでなんだかなぁ。。。
などと思われそうだと考えていた。
そこまで短くないくせに、「シガニーウィーバーになりますた」と、メールを送る。
「シガニィ度、期待します」というレス。
シガニィ度の確認は翌日のデートで行われた。
車に乗り込むと、「いいよ。その短髪。」と言われる。。。

短かさは、彼と同じくらい(言い過ぎか)で、髪質も柔らかく細さも似ている。
間違って私の髪が彼の衣服に付着しても、怪しまれることはない。

思えば、彼に否定されたことがない。
1キロ増えて少しお腹がふっくらしても、
待ち合わせ場所を間違えても、
髪を切りすぎても。。。
肯定して受け入れてくれていると感じる。

こちらも多分同じ気持で、彼を肯定し続けていると思うけれど、
それ以上に彼は素直に包んでくれていると思う。
これまでの人間関係で、こんな満足感はあまり感じた事がなかった。

いつでも会えるわけではないが、何かと理由を付けて
彼はこちらの部署に顔を出してくれる。
誰にも気づかれる事なく、顔を見られた事を内心大喜びする。
さりげなくメールで
「痩せましたか?肩のラインがほっそりしてます」
「見る度にしっとり感、感じます」
といった感想をくれることがあり、かなり嬉しい。
なるたけきれいでいられるよう努力しようと思います。。











想い |

終わりの始まり。



陽射しを避けているうちに夜になった。
閉店時間間際のスーパーへ買い出しに行く。
暑かった昼間の空気は少しひんやりとしてほっとする。

膨らみつつある月。
静かな公園の花火のにおい。
始まったばかりの暑い夏。

小さく聞こえる秋の虫の鳴き声。。。

始まりとは、終わりの始まりである事を知らされる。




想い |

小さい玩具


狭いマットスペースに私はよつ這いになり、後ろから攻められていた。
ローションをとろとろに塗りたくられて、舌をこじ入れられ、
ぶるぶる振動する道具をあてがわれ、
道具のひとつのように間欠的にペニスを挿入された。
振動に子宮が震え、左脚がマットから落ちそうになっていた。
ふと、彼の手が私の踵をそっと持ち、マットにちょこんとのせた。
背後からの気配でしかないのに、
それはまるで小さな玩具を愛おしむ様な仕草に思えた。









想い |

空洞をうめる。

彼が深い所まで入ってくる時、なんとも言い難い気持になる。
気持よいのはもちろんだが、自分の深い空洞を埋めてくれる心地よさというか、
安心感というか。
大げさかもしれないけれども、自分が行きていること、ここに存在している事を
確認する行為。。。
抱きしめられることでそれを確認しているように思う。




想い |

間接的なこと。

普通の人は、自分の顔を直接見る事ができない。

鏡に映す、写真に撮る、動画で。。。
何かを通してしか見られない。



誰かがくれるなにか、プレゼントのようなもの。
そういうものを通して、自分はこんな風に見られているんだ、
と感じる事が時にある。

ある時、ブルーの石のついたペンダントを「お土産」と言ってくれた。
鈍色のアンティークっぽいチェーンのついた、きれいなミズイロの石。。。
「ブルーがきれいだったから」
と言っていた。

曲解かもしれないが、
「きれいなブルーが似合う」と言ってくれているように思えた。
彼の目に自分がそんな風に映るなら、
自分で自分が見えなくても、なにももどかしいことはない。

身につけるものをもらったのは初めてだったので、
動揺しながらも嬉しかったのだ。
それまでのお土産は、きれいな金平糖、猫柄の一筆戔、
猫柄のマスキングテープ。。。
なんでも嬉しいのだけれど。

彼の選んだものが首に巻き付いているのは、
彼の腕が首に巻き付いているようで、嬉しい。







想い | コメント:12 | トラックバック:0 |
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