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音と官能。2011-07-16 Sat 21:43
よいコンサートホールで演奏を聞くと、 空気が震えるのを感じる。 例えるなら音の粒子のようなものに包み込まれる様なのだ。 演奏者に近い席だと、彼らの息づかいや呼吸を合わせる目配せなどを 肌で感じる事ができる。 音は目に見えないというのに、皮膚を震わせて、 心の柔らかいところまでしみ込む様に入って来る。 官能的な体験だ。 演奏を終えた瞬間に、演奏者はエクスタシーのようなものを感じているように思う。 官能的とは言っても、こちらはそこまでの快感は得られない。 |
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