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インク一滴

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突然のデートと野望①

前日の夕方に急にデートの打診が。
市内のはずれにある自然を残した公園のお散歩。

殆ど山歩きなので歩きやすい服装で出かける。
途中車で拾ってもらう。

目的地まで30分ほどのドライブになる。
こんな時間も楽しい。
そこに近づくにつれ、道が細くくねくねしてくる。
車も人もまばらになってくる。

一応公園とは名付けられているものの、殆ど森なのだ。
歩きやすいように細い道や階段や橋や案内札をちょこちょことつけているだけ。
キャンプなどをするようなアウトドア派ではないが、歩くのは好き。

車を降りると、周りの静けさに驚く。
街中では絶えず聞こえている車のエンジン音がしない。
風の音、風にそよぐ木々のざわめき。

風の音がする、と話しながら歩き始める。
くねくねした川のせせらぎと鳥の声を聞きながら。
一度何人かの山歩き隊に出会った他は、誰にも会わず、
途中立ち止まってキスを交わしたりしながら、
森に抱かれている気持になっていた。

運がよければオオサンショウウオやリスに出会えたかもしれないが、
今日はあまり良くなかったようだ。

それでも少し紅葉している木々と風の音、柔らかい土の感触は、
私をとても満足させてくれた。

帰りの車の中で、休憩を打診される。
休日だし即解散と思っていたので、驚きも加わって
興奮度が増した。。。


いつものホテルにするすると入る。
ソファに並んで座る。
キスしながら一枚ずつ脱がされていく。
肩が現れると唇で触れ、
胸が現れると腕を上に押さえて舌でいたぶる。
軽くソファに固定されているような感覚に、
興奮していつもより声が出てしまっている。
「お風呂入ろうか」
と促される。

彼が向かってから少し時間をおいてソファを立つ。
そろそろ彼はお風呂に入ったものと思って。。。
あれ?いない。。
お風呂の前で訝る私の後ろに彼が現れる。
トイレに入っていたようだ。。。
丁度洗面台の鏡の前に立っていた私を、
後ろから腕を回して弄り回す。
ショーツは下ろされ、既に潤んだ部分を
わざと音を立てる様に。。。
洗面台に手をついて、鏡には喘ぎ声を上げる自分が映し出されている。。。

そのまま方向転換されて後ろから押される様にお風呂へ。。。







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